ドイツに着いてすぐスマホを使いたいなら、まずはプリペイドSIMが手軽です。スーパーやドラッグストア、携帯ショップで買え、銀行口座がなくても使えます。住まいと口座が決まって落ち着いたら、毎月払う契約プランに移る人も多くいます。

プリペイドと契約プランの違い

この表は横にスクロールできます。表にフォーカスした後、左右の矢印キーでも内容を確認できます。

プリペイド(Prepaid)契約プラン(Laufzeitvertrag)
支払い先にチャージした分だけ毎月の口座引き落とし
必要なもの身分証(本人確認)身分証、ドイツの銀行口座、住所
契約期間なし(使わなければ止まる)最初の期間は最長24か月。12か月以下のプランも必ず用意されている
向いている人着いたばかりの人、短期滞在の人長く住む人、データをたくさん使う人
プリペイドは先払いで身分証があれば使え、契約プランは口座引き落としで最初の期間は最長24か月、その後は1か月前の通知で解約できるという違いを示した図
図解:J-Connect。電気通信法と消費者センターの資料に基づく(2026年10月29日参照)。

プリペイドでも本人確認が必要

ドイツでは2017年7月から、プリペイドSIMを使い始める前に、身分証で本人確認をすることが法律で義務になっています(連邦ネットワーク庁、電気通信法 第172条)。

本人確認の方法は、お店の窓口で身分証を見せる方法のほか、ビデオ通話で身分証を見せる方法などがあります。日本人の場合は、パスポートで確認するのが一般的です。オンラインの本人確認の中には、ドイツの身分証や特定のパスポートにしか対応していないものもあるので、うまくいかないときは、お店の窓口で手続きしましょう。

契約プランの期間と解約のルール

電気通信法では、消費者との契約の最初の期間は最長24か月と決められています。会社は、12か月以下の期間のプランも用意しなければなりません(電気通信法 第56条)。

最初の期間が終わって契約が自動で続いた後は、いつでも1か月前の通知で解約できます(連邦ネットワーク庁)。最初の期間の途中でやめる場合は、残りの期間の料金を求められることがあります。

端末とセットの契約に注意

新しいスマホが「1ユーロ」などで手に入る契約は、毎月の料金に端末の代金が含まれていることがほとんどです。24か月の合計で、端末を別に買う場合と比べてみましょう。

選ぶときのチェックポイント

  1. 電波のつながりやすさ:ドイツには大手の通信網が複数あり、安いプランも多くはそのどれかの通信網を使っています。住まいや職場、通勤の道でつながりやすいかを、知人に聞いたり、プリペイドで試したりして確かめましょう。
  2. データ量:動画や地図をよく使う人は、データ量の多いプランを選びます。
  3. EUでの利用:EUの国の中では、追加料金なしで国内と同じように使えるのが原則です。スイスやイギリスは対象外のことがあるので確認しましょう。
  4. 日本への通話:日本への電話が多い人は、通話アプリを使うほうが安く済むことが多いです。
  5. eSIM:対応しているスマホなら、カードを差し替えずに使える eSIM も選べます。
スマホのプランを選ぶときは、電波のつながりやすさ、データ量、EUでの利用、日本への通話、eSIM、日本の電話番号のSMS認証を確認することを示した図
図解:J-Connect。消費者センターと連邦ネットワーク庁の資料に基づく(2026年10月29日参照)。

日本の電話番号はどうする?

日本の銀行やカード、各種サービスのログインで、SMSの認証コードが日本の番号に届く場合があります。日本の番号を解約する前に、どのサービスで番号を使っているかを確認しましょう。番号を残す場合は、月額の安いプランに変える方法があります。海外でSMSを受け取れるかどうかは、日本の携帯会社の条件を確認してください。

引っ越し・帰国のとき

  • ドイツの中で引っ越し:新しい住所で同じサービスが使えない場合などは、特別に解約できることがあります。
  • 日本に帰る:最初の期間が残っている場合は、帰国の日から逆算して早めに会社に相談します。本帰国の手続き全体は「ドイツから本帰国するときの手続き」でまとめています。

解約のルールは「ジムやスマホの契約、ドイツではどうやって解約する?」でもくわしく紹介しています。

参考情報(2026年10月29日参照)

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本記事は一般情報です。行政・税務・医療・保険などの条件は自治体、滞在資格、雇用状況、家族構成、申請時期により異なる場合があります。必ず公式窓口や専門家の最新情報を確認してください。