寒くなると、かかりつけ医の待合室に「インフルエンザの予防接種を受け付けています」という貼り紙が出始めます。今年は、新型コロナのワクチンについて、ドイツの勧告が大きく変わりました。

このニュースでは、ドイツで暮らす方に向けて、2026/27年の冬のワクチンの受け方を整理します。誰に接種が勧められているのか、費用は健康保険で出るのか、どこで受けられるのかが分かれば、家族の分もまとめて予定を立てやすくなるはずです。

コロナ:毎年の接種は「75歳以上」に

ドイツでワクチンの勧告を出しているのは、ロベルト・コッホ研究所(RKI)に置かれた予防接種委員会(STIKO)です。STIKOは2026年7月9日、新型コロナワクチンの勧告を改訂しました(RKI:疫学速報 28/2026)。

主な変更点は次の2つです(RKI:STIKOの新型コロナワクチン勧告)。

  • 毎年の接種を標準とする年齢を75歳以上に:これまでは60歳以上でした。
  • 大人の「基礎免疫」をつくる勧告をなくす:多くの大人は、ワクチンや感染を通じてすでに免疫を持っているためです。健康な妊婦も含まれます。

ただし、75歳未満でも、持病がある人などには引き続き毎年の接種が勧められています。介護施設に入居している人や、入居者と直接接する職員も対象です(同上)。接種の時期は、流行が始まる前の夏の終わりから秋の初めが勧められています。

新型コロナワクチンの毎年の接種を標準とする年齢が60歳以上から75歳以上に変わり、持病のある人や介護施設の入居者などは引き続き対象、インフルエンザは60歳以上に毎年秋の接種が勧められていることを示した図
図解:J-Connect。RKIの資料に基づく(2026年10月29日参照)。

インフルエンザ:60歳以上は毎年秋に

インフルエンザについては、STIKOは引き続き、60歳以上の人に毎年秋の接種を勧めています。60歳以上には、効き目を高めた高用量のワクチンなどを使うことが勧められています(RKI:インフルエンザワクチンの勧告)。

このほか、次のような人にも接種が勧められています(infektionsschutz.de)。

  • 妊婦(妊娠中期から。持病がある場合は妊娠初期から)
  • 持病がある人(年齢を問わない)
  • 介護施設の入居者
  • 医療や介護の仕事をしている人など、感染が広がりやすい環境で働く人

RKIによると、コロナのワクチンはインフルエンザより早い時期(夏の終わりから秋の初め)、インフルエンザのワクチンは秋から冬にかけての接種が勧められています(RKI:新型コロナワクチンのよくある質問)。両方を受けたい場合は、同じ日に受けられるかどうかも含めて、医師に相談してください。

費用は健康保険で出る?

公的な健康保険(GKV)では、STIKOが勧めている人のワクチンの費用は、保険組合が負担します(infektionsschutz.de)。

一方、勧告の対象ではない健康な60歳未満の人がインフルエンザのワクチンを受ける場合は、保険組合ごとの判断になります。多くの保険組合が、独自のサービスとして費用を出していますが、出さないところもあります(同上)。受ける前に、加入している保険組合のウェブサイトやアプリで確認すると安心です。

コロナのワクチンも、75歳未満で持病などがない場合は勧告の対象外になります。費用の扱いは保険組合に確認してください。

STIKOが勧めている人のワクチンは公的健康保険が負担し、勧告の対象外の健康な60歳未満のインフルエンザワクチンは保険組合ごとの判断になることを示した図
図解:J-Connect。infektionsschutz.deの資料に基づく(2026年10月29日参照)。

どこで受けられる?

ワクチンは、ふだん通っているかかりつけ医(Hausarzt)で受けるのが一般的です。秋になると、予約なしの接種時間を設けている医院もあります。電話や予約サイトで、ワクチンの在庫と予約の方法を確認してから行きましょう。かかりつけ医がまだいない方は「ドイツで病院を予約する方法」も参考にしてください。

大人のインフルエンザのワクチンは、一部の薬局(Apotheke)でも受けられます。対応している薬局は限られるので、事前に問い合わせてください。

受ける前のチェックリスト

  1. 健康保険証(eGK)を持っていく:公的保険の方は必ず持参しましょう。
  2. 予防接種手帳(Impfpass)があれば持参:日本の母子手帳や予防接種の記録も、医師が参考にできる場合があります。
  3. 体調が悪い日は避ける:熱があるときは、接種を延期するのが一般的です。
  4. 子どもの接種は小児科へ:子どもの勧告は大人と違います。小児科(Kinderarzt)で相談してください。

体調を崩して仕事を休むときのルールは「ドイツで病気で仕事を休むときのルール」でまとめています。

参考情報(2026年10月29日参照)

本記事は公開情報をもとにした一般的な情報で、医療上の助言ではありません。接種するかどうかや時期は、かかりつけ医にご相談ください。

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本記事は生成AIで作成した日本語の生活解説です。速報や公式発表の代替ではありません。制度、交通、健康、安全に関わる判断は、自治体・交通機関・医療機関などの公式情報を確認してください。