ドイツのPfand返却方法|25セント・返金券・機械で返せないとき
ドイツのPfandを、使い捨て容器とリユース瓶の違いから解説。スーパーでの返却手順、別の店で返せる条件、返金券の使い方、潰れた容器を機械が受け付けないときの対応を整理します。
目次(7項目)
ドイツの飲料に付く預り金(Pfand/プファンド)は、対象の空き容器を店に返すと戻るお金です。DPGマークのある使い捨て容器は1本25セントですが、リユース瓶は金額も返却条件も異なります。初めてスーパーで返却する人に向けて、容器の見分け方、返金券の使い方、機械に拒否されたときの確認順序をまとめます。
最初に「使い捨て」か「リユース」かを見る
見た目がペットボトルでもリユース型があり、ガラス瓶でも使い捨て型があります。素材だけで判断せず、容器の表示を見てください。
この表は横にスクロールできます。表にフォーカスした後、左右の矢印キーでも内容を確認できます。
| 容器の種類 | 見分ける手がかり | 預り金・返却の基本 |
|---|---|---|
| 使い捨て(Einweg) | DPGマークとバーコード | DPG対象容器は1本25セント。同素材を扱う店が基本 |
| リユース(Mehrweg) | リユースの表示や商品・棚の案内 | 一般的な瓶は8または15セントが多いが、すべて同額ではない。同じ種類を扱う店を確認 |
| 預り金なし | 商品・棚・レシートで確認 | 返却しても返金なし。材質に応じて分別する |
実際のDPGマークは運営団体DPGの公式FAQで確認できます。DPGマークがないことだけを理由に、リユース瓶まで「預り金なし」と判断しないようにしましょう。
飲料用の紙パックは、DPGの使い捨て預り金制度の対象外です。空にした後の行き先はごみ分別ガイドで確認してください。
スーパーで返す流れ
- 出発前: 中身を空にし、容器を潰さず、ラベルとバーコードを残して袋へ入れる。
- 店内: 空き容器返却機を探し、機械の表示に従って1本ずつ入れる。箱入り容器は専用の投入口があるか確認する。
- 返却後: 終了・発券の操作をし、返金券(Pfandbon)を取る。本数と金額をその場で見る。
- レジ: 発券された店舗で返金券を渡す。買い物と同時に精算するか、返金だけを希望することを伝える。
買い物前に返却すると、空き容器を持ち歩かずに済みます。機械の場所が分からない場合はスタッフに聞き、返却機の外観だけを頼りに別の回収箱へ入れないでください。旅行の最終日にまとめるより、普段の買い物で少しずつ返す方が扱いやすくなります。
返金額の計算例
DPG対象の25セント容器を8本返せば、預り金は2ユーロです。8セントのリユース瓶などが混ざれば合計は変わります。飲料代の払い戻しではなく、購入時に別途支払った容器の預り金が戻る仕組みなので、商品価格と分けて考えてください。
買った店と違う店でも返せる?
DPG対象の使い捨て容器では、販売店がその素材の使い捨て飲料容器を扱っていれば、原則としてブランドや購入店を問わず返却できます。ただし売場面積200平方メートル未満の小規模店には、自店で扱うブランドに限定できる例外があります。
一方、リユース瓶にこのルールをそのまま当てはめることはできません。同じ種類の瓶を販売しているスーパーや飲料店を選ぶのが基本です。「どのスーパーでも、あらゆる瓶を返せる」という理解は避けましょう。DPGの返却条件と消費者センターの説明が確認先です。
機械が受け付けないときは、この順番で確認
この表は横にスクロールできます。表にフォーカスした後、左右の矢印キーでも内容を確認できます。
| 起きたこと | 最初に確認 | 次の行動 |
|---|---|---|
| 1本だけ戻ってくる | 預り金表示、ラベル、バーコード、変形 | 表示を確認し、読取り不良ならスタッフへ |
| リユース瓶だけ戻ってくる | 店がその種類を扱っているか | 同じ種類を販売する店へ相談 |
| すべて受け付けない | 満杯・故障・一時停止の表示 | 店員を呼ぶ。機械へ無理に押し込まない |
| 海外で買った容器 | ドイツのDPG対象か | 商品が同じブランドでも制度の対象とは限らない |
| 返却本数と券の金額が合わない | 単価の異なる瓶が混ざっていないか | 券を持って、その場でスタッフに確認 |
潰れた容器は必ず返金されない?
機械が読めないことと、店に返却できないことは別です。消費者センターは、対象と識別できる使い捨て容器が損傷で機械に認識されない場合、スタッフによる受取り・返金が必要と説明しています。ただしマークもバーコードも失われると、対象の確認が難しくなります。返すまでは潰さず保管するのが確実です。
条件に合うのに断られた場合は、まず店舗責任者に説明を求めます。解決しない場合の相談先として、DPGは地域の廃棄物担当当局を案内しています。容器、店舗、日時、断られた理由を記録すると状況を伝えやすくなります。
返金券で迷いやすいこと
買い物をしないと返金されませんか
使い捨て容器の預り金返還は、新たな商品の購入を条件にはできません。返金のみの場合、どのレジや窓口で対応するかをスタッフに聞いてください。
同じチェーンの別支店でも使えますか
原則として、券を発行した店舗で使います。「空き容器を別の店へ返せる条件」と「発券済みの券を使える場所」は別の話です。別支店へ持ち越すことを前提にせず、返却した日にその店で精算すると忘れにくくなります。
返金券をすぐに使えませんでした
消費者センターは、発行年の年末から3年という一般的な期限を案内しています。ただし券をなくしたり印字が読めなくなったりすると確認が難しいため、長期保管はおすすめしません。期限や拒否に関する個別の争いは、消費者センターの案内を確認してください。
暮らしに取り入れる小さな工夫
返却用の袋を買い物袋の近くに置き、空き容器がたまったら一緒に持ち出すだけでも忘れにくくなります。預り金のない瓶は別にし、家族で「この袋は店へ返す」と共有しましょう。ドイツに来たばかりなら、最初の30日の生活チェックリストから買い物以外の準備も確認できます。
確認日と図の出典
2026年9月28日にDPG・消費者センターの案内を確認しました。図はJ-Connect編集部が作成した説明図で、実際の返却機やDPGマークの写真ではありません。個別商品の預り金は容器・店頭表示で確認してください。