2027年1月23日から31日まで、デュッセルドルフ見本市会場で水上スポーツの見本市「ボート」が開かれます。ヨットやモーターボートの専門家が集まる場であると同時に、ダイビングやカヌー、サーフィンを体験したり眺めたりできる、一般の来場者にも開かれた催しです。デュッセルドルフ周辺に暮らす人や家族連れに向けて、その歴史と楽しみ方、入場券の情報を紹介します。

内陸の街で始まった、ボートの見本市

デュッセルドルフは海から遠い内陸の街です。それでも、ここで世界最大級の水上スポーツの見本市が育ちました。主催者によると、最初の開催は1969年11月。116の出展者と3万4000人の来場者で始まり、内陸で開かれた最初のボートの見本市だったといいます。ボートの歴史

1972年からは街の北にある現在の見本市会場で、毎年1月に開かれるようになりました。1973年にはサーフボードが初めて登場し、1970年代の終わりにはダイビングが常設の分野に加わります。1997年には大型ヨットのためのホールができ、2017年には屋内でサーフィンができる波のプールも登場しました。小さなボートから豪華なヨットまで、水辺の楽しみ方の変化をそのまま映してきた歴史です。

2025年の開催では、約1500の出展者と20万人を超える来場者が集まったと主催者は発表しています。

一番寒い時期に、夏の計画を立てる

なぜ1月なのでしょうか。ドイツの冬は暗く寒く、水辺で過ごす季節はまだ遠い時期です。だからこそ、この時期に船を選び、夏の休暇の航海やダイビング旅行を計画する人が集まります。冬の間に準備を整え、春から秋に水へ出る。ボートの会場には、そんな季節のリズムがあります。

ドイツでは、湖や川、北海やバルト海でヨットやカヌーを楽しむ人が少なくありません。見本市の会場を歩くと、水上スポーツが一部の富裕層だけのものではなく、クラブ活動や家族の休暇として広く根づいていることが感じられます。

ホールごとに、違う水辺の世界

会場は分野ごとにホールが分かれています。主催者の案内では、モーターボート、帆船、大型ヨット、ダイビング、サーフィンなどがそれぞれのホールにまとまっています。ダイビングのホールには水槽や潜水用の塔があり、サーフィンのホールでは実際に波に乗る人の姿を見ることができます。ホールの割り当ては年によって変わるため、行く前に公式サイトの会場図を確認してください。

船を買う予定がなくても、大型ヨットの内装や、昔ながらの木造船の手仕事を眺めるだけで十分に楽しめます。子ども連れなら、水槽や波のプールなど、動きのある展示を中心に回ると飽きにくいでしょう。

モーターボート、帆船、大型ヨット、ダイビング、サーフィン、カヌーなど、ホールごとに分かれた主な分野と楽しみ方を示した図
図解:J-Connect。主催者の案内に基づく(2026年10月30日参照)。ホールの割り当ては年によって変わります。

2027年の開催情報

この表は横にスクロールできます。表にフォーカスした後、左右の矢印キーでも内容を確認できます。

項目内容
期間2027年1月23日(土)〜31日(日)
時間毎日10〜18時
会場デュッセルドルフ見本市会場
1日券23ユーロ、割引16ユーロ
午後券13ユーロ(月〜金の14〜18時に有効)
子ども12歳ごろまで無料(ページにより年齢の記載が異なるため要確認)

入場券は公式サイトで販売されています。主催者は、2026年にダイビングの資格や小型船舶の免許を取った人に、証明を示せば1日券を無料で提供するという案内も出しています。条件は入場券のページで確認してください。

見本市会場へは、デュッセルドルフ中央駅から地下鉄で行けます。週末は特に混み合うため、時間に余裕がある人は平日の午後券を使うのも一つの方法です。

1日券23ユーロ、割引16ユーロ、平日14時から18時の午後券13ユーロ、子どもの無料の条件を比べ、平日午後と週末の過ごし方の違いを示した図
図解:J-Connect。主催者の入場券の案内に基づく(2026年10月30日参照)。

誰に向いている?

  • ヨットやダイビング、カヌーなど、水上スポーツを始めてみたい人
  • 子どもと一緒に、冬の週末に屋内で過ごせる場所を探している人
  • デュッセルドルフに住み、地元の大きな催しを一度見てみたい人

同じ冬には、エッセンで車好きの祭典も開かれます。エッセン・モーターショー2026の記事と比べると、ドイツの人が余暇に何を大切にしているかが見えてきます。デュッセルドルフの街歩きはデュッセルドルフ街歩きガイドも参考にしてください。

冬の会場で、夏を思い描く

ボートの会場を出ると、外はまだ1月の冷たい空気です。それでも、ホールの中で見た帆や波、水槽の青さは、数か月後の季節を確かに思い出させてくれます。寒い時期に水辺の暮らしを夢見るこの見本市は、ドイツの長い冬を前向きに過ごす知恵の一つなのかもしれません。

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開催日・会場・プログラムは年により異なるため、参加前に主催者や自治体、交通機関などの公式情報を確認してください。